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チューニング⑦

こんにちは。


ペグでチューニングをしていて

『音程を上げたいのに
 ペグがもう回らない!』
とか
『せっかく音程を合わせたのに
 ペグが戻っちゃう〜』  

なんてことはありませんか?



今回は
ペグでのチューニングで困った時の
対処方法についてです。


1、ペグが固くて回らない時

ペグが固くて回らない時は
一旦ペグを逆に回して弦を緩めましょう。

緩めてからもう一度回すと
ペグが回ることが多いので、
是非試してみてください。


もし、それでも固くて回らない時は
もう一度弦を張り直すか、
コンポジションを使います。

コンポジションというのは
これです。

リップクリームのような形状で、
中身はこうなっています。

これはペグと楽器の潤滑剤で、
ペグ固くて回りづらい時に使います。
ペグのこの辺り
楽器と触れている部分に塗ってください。

塗ったらペグを楽器に刺して
コンポジションを楽器と馴染ませます。


固いペグを無理に回そうとすると
ペグが折れてしまったり、
楽器に負担がかかってしまうので、
本当に固くて回らない時は
是非コンポジション使ってみてください。

梅雨の湿気のある時期は
ペグが固くなりやすいのであると便利です。

一回で使う量は少しなので、
一本買えば一生使えると思います。



2、ペグが戻ってきてしまう時

音程を上げるためにペグを回したのに
戻ってきてしまう場合は
ペグを押し込みながら回します。

親指と人差し指以外の指で 
渦巻きの部分を持つと
押し込みながら回すことができます。

以前のブログでも説明していますので
参考にしてください。


・一旦緩めてから回す
・コンポジションを使う
・ペグを押し込みながら回す

という対処をすれば
固い・緩みやすいという問題は
ほとんど解決します。

でも、
対処してもまだペグが固い・緩みやすい
という場合は
《ペグと楽器の穴の形状の相性が悪い》
という可能性があります。

コンポジションを塗っても、
押し込みながら回してもダメな場合は
楽器屋さんに相談しましょう。

楽器の状態を見て穴を削ってくれたり、
ペグの交換をしてくれます。


チューニングが上手くいかないと
練習を始める前に疲れてしまいますよね。

スムーズにチューニングができるように
ペグのコンディションは
常に整えておきましょう。

それでは、また🌸