爪

こんにちは。

今回は《爪の長さ》についてです。

ヴァイオリンをひく時、
爪の長さは気にしていますか？

プロの弦楽器奏者は全員爪が短いです。
楽器ケースに
爪切りを入れている人もいます。


理由は単純です。
爪が長いと演奏しにくいからです。

ヴァイオリンは左手で弦を押さえて
音程を取ります。

弦を押さえる時は
指で弦を指板までしっかり押さえないと
いけません。
爪が長いとしっかり弦を押さえられず、
音程が不安定になってしまいます。

重音を押さえる時や、速い曲をひく時は
特に大変です。

爪が長いまま無理に音程を取ろうとすると
左手の形が悪くなってしまいます。


また、爪が長いまま演奏をしていると
楽器に傷が付いてしまいます。

指板は意外と柔らかく
爪の跡がつきやすいので注意してください。

右手も親指と小指の爪が長いと
弓が持ちにくくなります。
右手の爪も短くしましょう。

私は普段ネイルは全くしませんが、
一度だけネイルをして
演奏をしたことがあります。

その時
『左手の爪が重くてひきにくいー！！』
と思ったので、それ以来していません。

そんなわけで、ネイルをして
演奏するのはオススメはできません。

それでもどうしてもしたい場合は
・爪は短く
・ネイルするのは右手だけ
に、しましょう。

私は生徒さんに
『手のひらの方から指先を見た時に
　爪が見えない長さに切ってください』
と、お話しています。


良い音を出すために
爪はこまめにチェックして
短い状態をキープしましょう！

それでは、また🌸