こんにちは。
今回は弓の毛替えについてです。
今回は弓の毛替えについてです。
《毛替え》とは
弓の毛を全て新しく張り替えることです。
弓の毛は消耗品です。
古くなると摩擦が減って
弦に上手く引っ掛からなくなったり
音が出にくくなったりします。
そのため、弓の毛は
定期的に張り替える必要があります。
また、前回お話しましたが、
切れた毛を引き抜いてしまうと
毛がどんどん減ってしまうことがあります。
毛が減ってしまった時も
毛替えをしましょう。
稀に、
長年開けていなかった楽器ケースを開けたら
弓の毛が大量に切れていた
ということがあります。
これは虫喰いが原因です。
もちろんこの場合も毛替えが必要です。
ただし!
弓の毛だけでなく
楽器ケースにも虫がいる可能性があります。
楽器屋さんにお尋ねしたところ、
洋服を食べる虫と同じ虫だそうなので、
また食べられないように
毛替えをした後は
防虫剤を楽器ケースに入れておきましょう。
市販の防虫剤で大丈夫だそうですよ!
毛替えの頻度は人によってそれぞれで、
どのくらい演奏するかで変わります。
毎日演奏するプロの奏者は
2・3ヶ月〜半年に一度くらい、
ソリストとして演奏会をしている方は
演奏会ごとに毛替えをしていることも
あります。
目に見えてわかる変化ではなく、
耳と身体で感じる変化なので
個人差もあります。
そんなにたくさん演奏しない、という方は
1年に1回毛替えをすれば大丈夫です。
毛替えは自分ではできないので、
楽器屋さんにお願いします。
持っていったその日のうちに
毛替えしてくれることもあれば、
2・3日預ける場合もありますので、
事前に確認しましょう。
発表会や演奏会の直前にお願いすると
本番に間に合わなかったり、
直前に練習ができなくなったりするので
毛替えは計画的にしてくださいね。
楽器屋さん達は
それぞれ独自に研究をされているので
毛替えの仕上がりはお店によって違います。
どんな毛替えが自分に合っているかは
色々試して探すしかありません。
ほとんどのプロの奏者は
信頼している楽器屋さんがいて、
毎回同じ人に毛替えをお願いしています。
わざわざ遠い所まで行って
毛替えをしている人もいます。
ヴァイオリンのメンテナンスは拘りだすと
ものすっごーく奥が深いです。
『そ、そこまでは…😅』
という方は、先生に相談して
楽器屋さんを紹介してもらいましょう。
独学の方は
楽器を買った楽器屋さんに相談しましょう。
『弦も弓の毛も、変えるとお金がかかるし
ちょっと面倒だな〜』
と、思うかもしれませんが、
一度思い切ってやってみてください。
音が変わるのに気が付くと思います。
是非、自分の好きな音を見つけてください。
それでは、また🌸
コメントをお書きください