《改善したい練習方法》の第5回です。
今回はテンポに関する練習についてです。
5、メトロノームを全く使わない
皆さんは練習でメトロノームを
使っていますか?
曲の中では得意な所と苦手な所が
あると思います。
得意な所は気持ち良くテンポでひくけど
苦手な所は急にテンポが遅くなる
という生徒さんは結構多いです。
また、得意な所はどんどん速くなる
という方もいらっしゃいます。
『私はちゃんとできています😤!』
と思った方、注意してください。
場所によってテンポが変わってしまう方は
ほとんど自分では気付いていません!
自分ではテンポを変えているつもりはなく、
無意識でそうなってしまっている
という状態です。
レッスンで先生に指摘されて
『え?そうなの!?』
と、びっくりしたことが
あるのではないでしょうか。
この状態をそのままにして
何度も練習をしていると
それを正しいテンポだと
身体が覚えてしまい、正確なテンポでは
演奏できなくなってしまいます。
何度かお話ししていますが、
一度ついた癖を直すのは本当に大変です。
自分のテンポが途中で変わっていないか
メトロノームを使って調べてみましょう。
きっと
速くなったり遅くなったりしているのに
気付くと思います。
他の部分より遅いテンポでしかひけない所は
苦手な所です。
《改善したい練習方法》の第1回でも
お話ししましたが、苦手な所があったら
まずはその部分だけを練習しましょう。
まずはゆっくりから練習して、
できるようになったら
少しずつテンポを上げていきます。
それでもどうしても同じ速さではひけない
苦手な所がある場合は、
曲全体の速さを
苦手な所がひける速さまで落としましょう。
自分のひきたいテンポがあるとは思いますが
得意な所も苦手な所も
同じテンポで演奏できなければいけません。
得意な所ではなく、苦手な所に合わせて
テンポを設定してください。
得意な所を優先して
途中でテンポが変わってしまう演奏より、
遅くても全体のテンポが一定の演奏の方が
上手に聴こえます。
ずっとメトロノームを鳴らしている必要は
ありませんが、
全体のテンポを確認するために
必ずメトロノームを使って練習しましょう!
それでは、また🌸
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