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楽譜の記号(装飾音)

こんにちは。

今日は『装飾音』についてです。

装飾音というのは、その名前の通り
音を装飾する『飾りの音』です。


楽譜には色々な装飾音が出てきますので、
一つずつ見ていきましょう。



1、トリル

トリルとは、
記号がついている音とその1つ上の音を
素早く何度も行き来する奏法です。

楽譜ではこの記号で表します。

trill(トリル)を略してtrとした記号です。

この楽譜ではファ♯にtrがついているので、
ファ♯と1つ上のソを何度も繰り返します。

音符で表すとこんな感じです。

トリルで2つの音を何回繰り返すかは
決まっていないので

このように演奏することもあります。

もっと多くても、もっと少なくても
間違いではありません。


トリルは曲の雰囲気に合わせて
毎回音の数を自分で決めて演奏します。

素早くたくさんの音を入れる、
ゆったりと少なめに音を入れる、
最初はゆっくりからだんだん速くする
などなど、曲によって色々と変化させます。


トリルに臨時記号がついている時は
記号のついている音の1つ上の音に
臨時記号をつけて演奏します。

この楽譜の場合はソに♯がつくので、
音符で表すとこうなります。

臨時記号がついている時といない時では
音の印象が全く違うものになるので
間違えないように気を付けましょう。


ヴァイオリンでトリルの音を演奏する時は
左手のどの指を動かすのかがポイントです。

指を素早く動かすので、
トリルに合わせて自分の動かしやすい指を
準備する必要があります。

どの指が一番トリルがしやすいのか
色々試してみてくださいね。


次回も装飾音についての説明です。

それでは、また🌸