こんにちは。
楽譜の弦楽器特有の記号の4回目です。
普段はあまり気にせず演奏していますが、
こうやって書き出してみると
弦楽器特有の記号や奏法は結構あるんだなぁ
と、改めて思いました。
今回の記号も主にオーケストラの楽譜に
出てくるものです。
楽譜の弦楽器特有の記号の4回目です。
普段はあまり気にせず演奏していますが、
こうやって書き出してみると
弦楽器特有の記号や奏法は結構あるんだなぁ
と、改めて思いました。
今回の記号も主にオーケストラの楽譜に
出てくるものです。
⑦col legno
読み方は『コル レーニョ』です。
col 〜で、〜を使って
legno 木材、棒
直訳すると『木で』という意味ですね。
この記号が楽譜に出てきた時は
弓の毛ではなく、弓の木の部分を使って
演奏します。
ひくというよりは
木の部分で弦を叩く、という
打楽器的な要素を求められる奏法です。
大きな音は出せませんが、
音程も変えられます。
一人一人の音は小さいのですが、
同じパートの人達が全員でcol legnoをすると
効果が出ます。
サン=サーンスの『死の舞踏』では、
骸骨が触れ合う音を表現し、
ホルストの『惑星』第一組曲『火星』では
冒頭で弦楽器全員がcol legnoで同じリズムを
演奏して、戦いの音を表現しています。
興味のある方は是非聴いてみてください。
col legnoをするためには
弓を寝かせる必要があります。
演奏中に弓を持ち替える時間はないので、
いつもの持ち方から
木の部分を自分の方に寝かせて
弦を叩きましょう。
col legnoは効果的な音ではありますが、
あまり強く弦を叩いてしまうと
弓を傷付けてしまうので注意が必要です。
どうしても大きな音を
出さなければいけない時は、
予備の弓やカーボン製の弓を
使う人が多いです。
みなさんもcol legnoが出てきた時は
弓に傷を付けないように気を付けながら
演奏してくださいね。
それでは、また🌸
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