こんにちは。
皆さん、普段どんな練習をしていますか?
ヴァイオリンの先生は
レッスンで生徒さんの演奏を聴くと
ちゃんと練習してきてくれたことや、
逆にあまり練習できなかったことが
わかってしまいます。
それから、
いっぱい練習してくれてるけど、
練習の仕方があまり良くなかったんだろうな
なんてことも、わかります。
そんな生徒さんには
練習方法を指導します。
練習を変えるだけで、
今まで何回やってもひけなかった所が
ひけるようにはなる方は、とても多いです。
と、いうわけで、今回は
《改善したい練習方法》
についてです。
皆さん、普段どんな練習をしていますか?
ヴァイオリンの先生は
レッスンで生徒さんの演奏を聴くと
ちゃんと練習してきてくれたことや、
逆にあまり練習できなかったことが
わかってしまいます。
それから、
いっぱい練習してくれてるけど、
練習の仕方があまり良くなかったんだろうな
なんてことも、わかります。
そんな生徒さんには
練習方法を指導します。
練習を変えるだけで、
今まで何回やってもひけなかった所が
ひけるようにはなる方は、とても多いです。
と、いうわけで、今回は
《改善したい練習方法》
についてです。
1、間違えたら曲の始めに戻る
例えば、全部で12小節の曲を演奏していて
6小節目で間違えてしまったとします。
そうしたらまた1小節目に戻ってやり直して
また間違えたらまた1小節目に戻って…。
何回か繰り返すうちに
苦手だった6小節目も間違えずにひけて
『最後までひけた〜!やったー!!』
と、なるわけですが…
残念ながらこの練習では
あまり上達しないんですね。
この練習の悪い点はこの2つです。
まず、
《間違える部分の前と後ろで
練習回数に大きな差がついてしまう》
という点です。
6小節目を間違えたから、始めからやり直す
という練習を繰り返すということは
1〜5小節目は何回もひくのに
6小節目以降はあまりひかない
ということです。
しかも
始めから何回も繰り返して
6小節目も間違えずに最後までひけた後って
また最初から練習したくなりませんか?
曲の最初は上手くなったけど、後半が苦手
という方はこの練習をしてしまっている
ことが多いです。
そして次の悪い点は
《間違えるための練習になっている》
ということです。
6小節目を間違えたから、始めに戻る
という練習を5回繰り返して
6回目で6小節目を間違えずにひけた
と、します。
最後の1回は間違えずにできた!
というのはとても達成感がありますよね。
でも、冷静になってよく考えてください。
間違えた練習を5回
間違えなかった練習を1回
しているわけです。
身体はどちらの練習を覚えるでしょうか?
当然、回数の多い間違えた練習を
身体は記憶していきます。
せっかく上手になるために練習しているのに
間違った指使いやボウイングの方が
身体に馴染んでしまいます。
一旦覚えてしまった指使いやボウイングは
直すのが大変です。
そして、間違えた練習を繰り返すと
『この小節は難しい!苦手!嫌い!!』
と、苦手意識も持ってしまうので、
ますますひきにくくなっちゃうんですよね。
では、どんな風に練習を変えるかというと
《間違えた小節だけ練習する》です。
本当にそれだけなんですが、
練習している時は
ひくのに一生懸命過ぎて思い付かない!
という生徒さんは結構多いのです。
6小節目を間違えたのなら、
6小節目だけを練習しましょう。
間違えた部分だけを練習すると、
間違えてしまう原因がわかってきます。
『本当は左手は3の指を押さえるはずなのに
2の指で押さえてしまっているんだな』
とか
『違う音にスラーをつけてしまったんだな』
などなど。
間違えてしまう原因を知って
その場所を集中して練習すれば、
ひけるようになります。
そして、
その小節を間違えずにひけるようになったら
始めに戻るのではなく、
その1小節前から演奏してみましょう。
1小節前から続けて演奏してみて、
間違えなかったらさらにもう少し前から…
と、少しずつ演奏する範囲を広げます。
いきなり始めからひくと、
気を付けようと思っていたことを
ひいているうちに忘れてしまうことが
あるので、欲張らずに少しずつ範囲を広げて
練習しましょう。
ちょっと面倒だな〜
と思うかもしれませんが、
初めから何度もやり直す練習よりも
時間がかかりません。
時間がかからないので
苦手意識を持つ前にひけるようになります!
・曲の後半が上達しない
・曲の中ですごく苦手な所がある
という方は、
間違えたら曲の始めから練習する癖が
あるかもしれません。
是非、間違えてしまう場所だけを取り出して
原因を追求しながら
練習してみてください。
かなり長くなってしまったので、
《改善したい練習方法》の2つめは
次回、説明します。
それでは、また🌸
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