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楽譜の記号(弦楽器特有の記号②)

こんにちは。

今回は
楽譜の弦楽器特有の記号の続きです。


④con sordinoと senza sordino

管楽器の楽譜でも
この記号が出てくることがあります。 

この記号はオーケストラや室内楽の楽譜に
よく出てくる記号なので、ソロの楽譜では
あまり目にする機会はありません。

 

この記号も速度記号と同じく
イタリア語です。

con    〜を持って、〜と
senza    〜なしで、〜抜きで
sordino    弱音器

という意味なので

con sordinoは『弱音器をつけて』
senza sordinoは『弱音器を外して』

と、なります。


楽譜には略して
『con sord.』『senza sord.』
と書かれることが多いです。



弱音器はミュートとも呼ばれます。

弦楽器のミュートは
こんな形のものがよく使われています。


弦楽器のミュートは
駒につけることで駒の振動を抑えて
音の響きを減らすものです。
少しこもった柔らかい音を鳴らしたい時に
使われます。


外したい時は
駒から外して、手前に引き寄せます。

いちいち楽器から外して、またつけて…
というのは、演奏の妨げになるので、
ミュートが必要な曲を演奏する場合は
最初からここにミュートを用意しておいて、
曲中につけたり外したりします。


以前説明したpizz.とarcoと同じように
con sordinoとsenza sordinoも
気付くのが遅れると間に合いません。

印をつけて早い段階で目に入るように
しておきましょう!

それでは、また🌸