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楽譜の記号(調号①)

こんにちは。

前回に引き続き、楽譜の記号についてです。


3、調号

調号とは

ト音記号(音部記号)と拍子記号の間にある
変化記号のことです。


前回の臨時記号とは何が違うのでしょうか?


臨時記号は一時的に音を変化させる記号で
同じ小節の同じ音には有効という
性質を持っていましたね。

小節が変わっても音を変化させたい時は
毎回音符に記号をつける必要があります。


下の楽譜はミから始まるホ長調です。
ホ長調は
ファ・ド・ソ・レに♯がつく調なので
臨時記号だとこうなります。
毎回音符の横に♯をつけるので、
ちょっとごちゃごちゃした印象になります。


一方、調号は
指示がなければ曲の最後まで
ずっと変化記号は有効です。


先程と同じ
ファ・ド・ソ・レに♯がつくホ長調を
調号で書くとこうなります。

ファとドとソとレに♯がつきますよ、と
最初に調号で示しているので、
音符の横には♯はつきません。

どちらの楽譜を演奏しても同じ音に
なりますが、こちらの方がすっきりしていて
見やすいですね。


調号は♯や♭の数で
曲の調(ハ長調やイ短調など)を示すという
とても重要な役割を持っています。


ハ長調やイ短調の『ハ』や『イ』は
音階の始まる音を日本語で示しています。

ハ長調はドから始まる長調
イ短調はラから始まる短調
という意味です。


長調と短調を簡単に説明すると
長調は明るい感じの響き
短調は暗い感じの響き
と、なります。

この明るい感じ・暗い感じを
醸し出しているのは音の並び方です。


次回は長調と短調の音の並び方を
ピアノの鍵盤を使って説明します。


それでは、また🌸