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楽譜の記号(臨時記号)

こんにちは。

今日も楽譜の記号についてです。


2、臨時記号


楽譜の中で、こんな記号をよく見ませんか?
これらの記号を『変化記号』と言います。

変化記号は音の高さを変化させる記号です。


#は『シャープ』と読み
『音を半音上げてください』
という意味です。

♭は『フラット』と読み
『音を半音下げてください』
という意味です。

変化記号は必ず音符の左側につきます。
左ならどこでも良いわけではなく、
音符と同じ高さの所につきます。

例えばこの場合は
ファの音符の高さに♯があるので、
ファだけ半音上げるという意味になります。


もし、ラを半音上げるなら
このようにラの音符と同じ高さに
♯がつきます。


音が増えてくると、どの音に記号が
ついているのかわかりにくくなるので、
記号の高さをよく見て判断しましょう。


今日のテーマ『臨時記号』とは
楽譜の途中で現れる変化記号のことです。


臨時記号は曲の中で
一時的に音の高さを変えるものです。

その効果は
同じ小節の同じ音にも発揮されます。

この楽譜の場合、♯がついているのは
2拍目のファだけですね。

それでも、臨時記号は
同じ小節の同じ音にも有効なので
4拍目のファにも♯がついていることに
なります。


同じ小節の中で
音の高さを元に戻す時には
この記号が使われます。

この記号はナチュラルと言います。
ナチュラルには臨時記号で変化した音を
元に戻す役割があります。


臨時記号の効果は
次の小節には及ばないので
この場合、2小節目の4拍目のファには
♯はつきません。



臨時記号の『同じ小節の同じ音には有効』
という性質は 
頭ではわかっていても、実際に演奏すると
うっかり忘れてしまいやすいものです。

また同様に『次の小節には効果が及ばない』
という性質も
うっかり忘れてしまうことがあります。

オーケストラなとで合奏している時に
このうっかりミスをしてしまうと、
非常に目立ちます。

臨時記号が出てきたら、注意しましょう!!


次回は
ここについている変化記号
『調号』についてです。

それでは、また🌸