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楽譜の記号(拍子記号①)

こんにちは。

今日は楽譜の記号についてです。

ヴァイオリンに限らず、楽器を習っていると
演奏することに必死になってしまい、
楽譜については後回しになってしまうことがあります。

でも、曲を演奏する上で
楽譜に書いてあることは無視できません。

各記号にはどんな意味があるのかを
しっかり知っておきましょう。


1、拍子記号

拍子記号は
その名の通り拍子を示す記号です。

ト音記号やヘ音記号の横にある
この数字が拍子記号です。

2拍子、3拍子、4拍子など
曲が何拍子なのかを示しています。


拍子記号は分数と同じ読み方をします。
上の楽譜の拍子記号の読み方は
『4分の4(拍子)』です。

何で楽譜に分数??
と、思うかもしれませんね。
この記号は読み方は分数と同じですが、
分数ではありません。

この数字には上と下で別の意味があります。

まず下の数字は音符の種類を示しています。
この楽譜の場合は4なので、
四分音符という意味です。

そして上の数字は
下の数字が示した音符が
一小節に何個入るかを示しています。

つまり四分の四拍子は
『四分音符が一小節に4つ入る拍子』
という意味です。

これは四分の三拍子で
一小節に四分音符が3つ

これは四分の二拍子で
一小節に四分音符が2つ

これは二分の二拍子で
一小節に二部音符が2つ

これは八分の六拍子で
一小節に八分音符が6つ

と、なります。


四分の四拍子と二分の二拍子は
数字の代わりに記号で
表記されることがあります。

四分の四拍子

二分の二拍子

記号で表す拍子はこの2つだけなので
覚えておきましょう。


拍子によって、曲の印象は変わります。
演奏している曲が何拍子なのかを知ることは
とても大切なことです。


次回も拍子についてお話したいと思います。

それでは、また🌸