· 

寒くなったら乾燥に注意!

こんにちは。

急に寒くなって空気が乾燥してきましたね。

季節の変わり目は楽器のコンディションが
変わりやすい時です。

以前のブログでもお話ししましたが、
ヴァイオリンに適した気温は20度〜25度、
湿度は50%〜60%くらいと言われています。


乾燥が進むと、楽器の木が縮んで
くっつけている所が剥がれたり、
板が割れたりすることがあるので、
注意しなくてはいけません。


と、いうわけで

今回のテーマは
『寒い季節に気を付ければいけないこと』
です。



1、楽器ケースの中

夏の湿度対策として、
楽器ケースに除湿剤を入れることが 
あると思います。

これを寒くなってきても
入れっぱなしにしておくと、
楽器が乾燥し過ぎてしまいます。

冬は必ずケースから出すようにしましょう!


2、部屋の暖房

寒くなってくると、
暖房をつけて練習をすると思います。

暖房をつけると部屋がさらに乾燥するので
加湿器で湿度を上げましょう。


練習中は
こまめに弓と弦をチェックしてください。

木と同様に、
弓の毛と弦も乾燥すると縮みます。


弓の毛が縮むと
いつもより弓が張った状態になります。
弓を強めに張ったままにしておくと
弓が傷んでしまう可能性があります。

いつもより張っているな、と思ったら
弓を緩めましょう。


弦が縮むと音程が高くなります。

音程が上がり続けると、
弦は切れてしまいます。
また弦の張力が強くなるので
楽器にも大きな負担がかかります。

音程をチェックして、
上がり過ぎないように気を付けましょう。


3、電車の中

外で気をつけてほしいのは電車の中です。

電車の座席は
寒くなると足元から暖房が出ています。
これを楽器ケースに直接当て続けてしまうと
ケースの中が高温になってしまうので
とても危険なんです。

電車に乗る時、
楽器ケースは足に挟んで座席に座ったり、
足元に置いたりしますよね。
この時、できるだけ暖房が楽器ケースに
直接当たらないように注意してください。



これから冬に向けてもっと寒くなります。

寒いと指先が冷えて上手く演奏できないので
暖房は必須ですよね。

暖房を使って
自分の喉や目が渇くな、と感じた時は
楽器も乾燥しています。

大切な楽器を守るために、
寒い季節は乾燥対策をしっかりしましょう!

それでは、また🌸