メトロノーム

こんにちは。

前回の投稿で、メトロノームに合わせて
練習するというお話をしました。

今回はそのメトロノームについてです。


メトロノームは一定の速さで音を出して、
テンポを示す道具です。

メトロノームには数字が書いてありますね。
この数字は1分間に鳴る回数です。
数字が小さいほどテンポは遅く、
大きくなるほど速くなります。


一定の速さでひくというのはなかなか大変で
自分では同じ速さでひいているつもりでも
実際には速くなったり遅くなったり
してしまいます。

でも、メトロノームに合わせて練習をすれば
自分の速さの変化に気付いて修正することができます。

さらに、メトロノームを使って
繰り返し練習すると、リズム感やテンポ感が
少しずつ鍛えられていきます。

最初はゆっくり練習して
できるようになったら少し速くする、など
どんな速さでも正確にひけるように、
メトロノームを使って
たくさん練習してください!


メトロノームには大きく分けて
1、振り子式
2、電子式 
この2つのタイプがあります。


振り子式のものは、ゼンマイを巻いて動かすので電池がいりません。
振り子の動きを目で見ることができるので、テンポをとりやすいという利点があります。

ただ、平な場所に置いて動かさないと
正確な速さを示すことができない
という欠点があります。



電子式のものは電池で動きます。
どんな場所に置いても
正確な速さを示すことができます。
コンパクトなものは
譜面台に乗せることもできますし、
持ち運びにも便利です。
また、チューナーなどが内蔵されている
多機能なものもあります。


どちらのタイプのメトロノームを選んでも
問題ありませんが、重要なのは音です。


ヴァイオリンを始めたばかりの生徒さんに
メトロノームに合わせてひいてもらうと、
『自分の出している音で
 メトロノームの音が聞こえないです!』
と、いうことがよくありました。

電子音が聞き取りにくく、
振り子式の音の方がわかりやすい
という方が多いように思います。

振り子式のメトロノームでも
メーカーによって音が違うので、
楽器屋さんで実際に音を聞いて
ご自分に合ったものを選んでください。

メトロノームのスマホのアプリもあるので、
そちらを試してみるのも良いと思います。


メトロノームがあると
ヴァイオリンの練習の効率が上がります。
ご自分に合ったメトロノームを選んで、
正しいテンポで練習しましょう!


次回はチューニングについてのお話です。

それではまた🌸