楽器ケース

こんにちは。

今回は楽器ケースのお話です。
今は色んな種類の楽器ケースが販売されています。
形や色も様々で、自分好みの楽器ケースを選んで使うと、演奏することがより楽しく感じられます。

ヴァイオリンをセットで買う場合、楽器ケースはあまり選択肢がありません。
なので今回は簡単に、たくさんある楽器ケースの種類を、形で大きく二つのグループに分けて、説明をしていこうと思います。

楽器ケースの形は大きく分けて、この二つです。
1、角型ケース
2、それ以外

角型ケースは長方形。
それ以外はひょうたん型、丸型、三角形などです。

この二つのグループの長所と短所、使い分けなどを説明していきますね。
順番は逆になってしまいますが、
まずはそれ以外のグループから。

ひょうたん型や三角形の楽器ケースは、楽器の形をしたシンプルなケースです。
中はこんな感じ。
蓋の裏側に弓を収納できるようになっていて、下の部分には松脂を入れるポケットが付いています。

このグループの楽器ケースの長所は、
何と言っても軽いことです!!
楽器ケースはリュックのように背負ったり、肩に掛けたりして運びますが、軽いケースは本当に楽です。
なので、子供用の楽器のケースはほとんどがこのタイプです。
女性にも人気があります。
歩いて楽器を運ぶことが多い方におすすめです。

お値段も角型ケースより、お手頃なものが多いです。


短所は収納が少ないこと。
そして、外からの衝撃に弱いことです。

余計なスペースがないので、松脂と肩当て以外は入らないものが多く、楽譜を持っていきたい場合は、楽譜用の鞄が必要になります。
また、角型ケースよりも衝撃に弱いので、落としたり、何かにぶつけたりすると、楽器が損傷することがあります。


では、次は角型ケースです。
中はこうなっています。

蓋の裏側に弓が収納できるのは同じですね。
角型ケースの一つ目の長所は、収納スペースが大きいこと。
この楽器ケースはポケットが二つありますが、角型ケースの収納はメーカーによって、かなり変わってきます。

このケースには手前に黒いポーチが付いています。(写真だとわかりづらいのですが、サイズはなかなか大きめです)

収納が大きいので、ケースの中に松脂・肩当て・鉛筆・消しゴム・チューナー…などなど
色々なものを入れて、一度に運ぶことができます。
そして、楽譜を入れる収納もついています。

蓋に収納できるタイプ

こちらは底に収納できるタイプです。

角型ケースがあれば、ヴァイオリンに必要なものはほとんど全部入ります。

そして、角型ケースの長所の二つ目は、
外からの衝撃に強いことです。
もう一度写真を見比べてみて下さい。
角型ケースの方が楽器の周りの厚みがありますよね。
この厚みが衝撃を吸収してくれます。
もちろん高い所から落としたりしたら壊れてしまいますが、ケース自体の作りも、ひょうたん型や三角形のケースより、かなり頑丈にできています。

短所は、もうおわかりかと思いますが、
重い!!!
楽器しか入っていない状態でも重いので、楽譜を入れるとかなりの重さになります。
少し持って歩くくらいなら気にならないかもしれませんが、長時間歩くとつらくなってくると思います。 
お車での移動が多い方におすすめです。


最近は本当に色んな種類の楽器ケースがあります。
素材によっても違いがありますので、自分好みの楽器ケースが欲しくなったら、楽器屋さんで実物を色々見て、自分に合ったケースを見つけましょう。
重さは、長く使うためにはかなり重要なポイントになりますので、実際に色んな楽器ケースを持ってみることをおすすめします。


次回は譜面台のお話です。

それでは、また🌸