こんにちは。
今日は弓と松脂(まつやに)の話です。
今日は弓と松脂(まつやに)の話です。
弓の毛は馬の尻尾の毛です。
真っ直ぐな尻尾の毛を脱色して、一列に並べてあります。
一番端の部分にネジが付いていて、これを回すことで弓の毛を張ったり、緩めたりすることができます。
真っ直ぐな尻尾の毛を脱色して、一列に並べてあります。
一番端の部分にネジが付いていて、これを回すことで弓の毛を張ったり、緩めたりすることができます。
弓を緩めた状態
弓を張った状態
楽器を弾く時に弓を張って、しまう時には弓を必ず緩めましょう。
張る時は、弓の真ん中辺りの木の部分と、木と毛の隙間が同じ幅になるくらいまで張ってください。
松脂は松の木から分泌される天然樹脂です。
その樹脂を固めたものをヴァイオリンの弓に塗って使います。
粉状のものは滑り止めとして、野球でピッチャーが使っていますね。
買ったばかりの弓はそのまま弾いても音が出ません。
毛の表面がツルツルで摩擦が少ないからです。
そこで松脂の出番です!
松脂を塗ると、毛のキューティクルに松脂の粉が付着して、摩擦力が上がり、音が出るようになります。
一番下の部分から
一番先まで、まんべんなく塗りましょう。
『弓に松脂を塗ったけど、あんまり音が鳴らないんです!』
という方がたまにいらっしゃいます。
こんな時は松脂が足りていないことが多いです。
新しい松脂は表面がピカピカツルツルでとても綺麗なんですが、そんな松脂をツルツルの弓の毛で擦っても粉が出ないんですね。
なので、新しい松脂を使う時は、表面に傷を付けて、粉が出るようにしましょう。
綺麗な松脂に傷を付けるのは、胸が痛むかもしれませんが、ヴァイオリンを始めるための儀式だと思って、乗り越えましょう!
こんな感じです。
粉が出ているのがわかりますか?
この粉が大事です!
一番最初に弓を使う時は、しつこいくらいにこの粉を弓に付けてください。
弾いてみて音が出ない時は、さらに付けてください。
一度音が出るまで塗ってしまえば、次からは松脂は傷を付けなくても自然と粉が出るようになります。
ヴァイオリンを弾く前には、必ず松脂を塗りましょう。
粉が出ているのがわかりますか?
この粉が大事です!
一番最初に弓を使う時は、しつこいくらいにこの粉を弓に付けてください。
弾いてみて音が出ない時は、さらに付けてください。
一度音が出るまで塗ってしまえば、次からは松脂は傷を付けなくても自然と粉が出るようになります。
ヴァイオリンを弾く前には、必ず松脂を塗りましょう。
最初にお話ししましたが、松脂の粉は滑り止めに使われます。
指で触ってみてください。
ベタベタしませんか?
松脂はヴァイオリンを弾くためには絶対必要なものなんですが、弾いて楽器に落ちた粉をそのまま放置しておくと、大変です。
溶けて取れなくなっちゃうんです!!
最初はピカピカだったヴァイオリンが、段々くすんできた…
それは間違いなく松脂のせいです。
一度溶けてしまった松脂は、なかなか取れません。
ヴァイオリンを片付ける時は、必ず乾いた布で松脂を拭き取りましょう!
最後に…
松脂は固まってはいますが、とても脆いものです。
落とすと割れてしまいます。
こうなってしまっても、使えないことはありませんが、使いにくいですし、必要以上に粉が出たりして非常に不便です。
(今回の写真を撮るために久々に出しましたが、床が松脂の粉だらけになりました…泣)
松脂は上手に使えば、かなり長持ちします。
ぶつけたり落としたりしないように、皆さんは気をつけてくださいね!
次回は楽器ケースの話です。
それでは、また🌸
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