楽器の部位 名前と役割

こんにちは。

今日はヴァイオリンの各部の名前と役割について説明したいと思います。

今回は初心者の方に向けた投稿なので、
特に知っておくべき部分を
ピックアップしました。

それではいきましょう!

まずはこちら!
これは『あご当て』と言います。
その名前の通り、あごを当てる場所です。
当てると言うよりは、乗せると言うイメージかもしれません。
おそらくほとんどの方が、ここにあごを乗せて楽器を持つ練習から始めます。


次はここです!
ネジのような物が1つ付いているのが
わかりますか?
これは『アジャスター』と言います。
これを回すと音程を変えることができます。
チューニング(音程合わせ)の時に使います。


次は扇のような形をしたこの部分。
これは『駒』と言います。
駒は4本の弦の高さを変えています。
弦の高さが同じだと、弓で弾いた時に
全部いっぺんに音が出てしまいます。 
弓で一本ずつの弦の音が出せるのは、
駒のおかげなんです。

ちなみにこの駒ですが、
楽器と弦に挟まれて立っているだけで、
接着剤でくっついている訳ではありません。

何かの拍子にズレたり、
ひどい時には倒れたりしますので、
丁寧に扱ってくださいね。


最後はこちら!
楽器から黒い棒が4本出ていますね。
これを『糸巻き』又は『ペグ』と言います。
これは巻くことで
音程を変えることができます。

チューニング(音程合わせ)の時に使います。


音程を変える…チューニング…
同じ説明をした場所がありましたね。

そうなんです。
ヴァイオリンには
音程を変える事ことできる場所が
二カ所あるんです。

『アジャスター』と『糸巻き』です。

この2つは役割は同じですが、
使い分けがあります。

糸巻きの方が
音程を大きく変化させることができます。

しっかり音程を変えたい時は糸巻きを使い、
微調整をしたい時は
アジャスターを使います。

慣れてくると糸巻きでも
微調整ができるようになりますが、
最初は使うのがとても難しいため、
子供用の楽器には
全ての弦にアジャスターが付いています。
初心者向けの大人の楽器も、アジャスターが4つ付いているものが多いです。
最初はアジャスターを使って、演奏に自信がついてきたら糸巻きを使ってみましょう。


ヴァイオリンはとても繊細な楽器です。
私は上達のための第一歩は、楽器を大切に扱うことだと思っています。
縁があって自分の所に来てくれた楽器です。
とにかく丁寧に優しく扱って下さいね。


次回の投稿では肩当てについて説明したいと思います。


それでは、また🌸